人間が持つボーダー
雨上がりのカフェで
テラス席で仲睦まじしく、ランチを食べるムスリムの5人家族
ムスリムの女性が被るあの黒いトゥドゥンには、いつも魅惑的なものを感じる
ここはカンボジア、もちろん仏教国
チャム族と言われるムスリムも30万人ほど存在するが、国の色は完全に仏教色だ
私自身、根っからの日本人でもちろん仏教徒だ
祖父が熱心な仏教徒であったが、幼い頃から生活の中には神道もキリスト教も混在していた
日本人の私たちは、無神論者に近い気がする
そんな私たちは、宗教に対し、とても敏感だ
いい意味でも悪い意味でも
どこか宗教に属しいるというだけで、異物と見ないし、相手に対しバリアを張ろうとする
心のボーダーが完全になくなるまでは、真の意味でのグローバリゼーションは実現は難しいと思った